未経験職種

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未経験でもおすすめの職種・業界や転職するコツについて解説

この記事で分かること
  • 未経験の職種・業種を選ぶ時に気をつけたいポイント
  • 未経験でもおすすめの職種・業界
  • 未経験の職種・業種に転職するコツ
結論

はじめに結論未経験でも自分の強みを生かせて、やりたいと思える仕事を探しましょう

求人の条件欄で「経験者優遇」「要経験」という記載を見かけることは、多いと思います。

その為、未経験の職種・業界には「転職しづらい」「採用してくれない」と考える人は多いですが、実際には未経験者を積極的に求人している企業も多くあり、企業が未経験の人材を採用するのには理由があります。

この記事では、未経験でも転職しやすい職種・業界や、転職するコツについてご紹介します

未経験可求人の種類

求人広告の「経験」について、以下のような2つの意味があります。

  • 職種の経験 … 働く人が具体的に携わる作業の経験
  • 業界の経験 … 事業そのものの種類の経験

似たような言葉ですが、経験の定義が異なります。この違いについて、見ていきましょう。

職種の経験

職種とは、働く人が具体的に携わる作業の種類を指します。

異なる業種であっても、企業であれば複数の職種を担う人材がいるはずです。

たとえば営業職は、顧客を獲得して商品を販売するなど、企業の売り上げに直接関わる役割を担います。一方、社内で利益や人材を管理するのが経理職や人事職です。

このように、同じ会社内でも職種と役割が異なります。

これらの職種は、総務省のサイトで分類表が示されています。

これを見ても、大分類・中分類・小分類の3段階で構成され、さまざまな職種があります。

関連記事 日本標準職業分類(平成21年12月統計基準設定)

業種の経験

業種は、事業そのものの種類を指します。

たとえば、「農業」「漁業」など第1次産業から始まり、「建設業」「製造業」などの第2次産業へと続きます。

そして、「情報通信業」や「金融業・保険業」「娯楽業」「教育・学習支援業」などのサービス系の第3次産業が並びます。

このように、世の中には多くの産業や業種があり、事業そのものの分類と考えてよいでしょう。

未経験の職種・業種を選ぶ時に気をつけたい6つのポイント

未経験の職種・業種を転職先に選ぶ際、気をつけたいポイントがあります。

  • 経営状況に問題はないか
  • 実労働時間に違いがないか
  • 自分の能力・強みが生かせるか
  • 未経験でも異様な高収入ではないか
  • 自分がしたいことか
  • 職種・業界の将来性はあるか

この6つのポイントについて、ご紹介します。

経営状況は問題ないか

業績が芳しくない企業であれば、ボーナスが出なかったりする場合などあるので、その企業の経営状況を事前に確認しましょう。

また、その企業に転職した場合、長く勤めることもできず、最悪の場合急に会社を畳むことになると言う可能性もゼロではありません。

なので、経営状況について確認しておきましょう。

実労働時間と違わないか

労働時間について、きちんと確認することが重要です。

まさかと思いますが、ブラック企業でも、求人案内には労働基準法にのっとった内容が記載されていることがあります。仮に、その企業に転職してみたら、残業の連続で残業手当がろくにつかないというケースもあります。

なので、面接時にしっかりと確認をしましょう。

自分の能力・強みが生かせるか

仕事をする上で、自分の能力や強みが生かせるかどうかは重要です。

たとえば、前職で営業職として評価を受けていたのであれば、未経験の業界でもその営業の能力を生かせる転職先を選ぶのが良いでしょう。

未経験で今までと異なる環境で働くことは、自分の適性に合っていない限り、ハードルが高い部分もあると認識しておきましょう。

未経験で高収入の求人は避ける

一概には言えませんが、職種・業界共に未経験で高収入の求人は「釣り求人」か「ブラック求人」である可能性があります。率直に言えば、その可能性が高いと言えます。

求人検索をしていると、稀に未経験でも高収入の求人が出てくることがあります。

収入は高い方がいいので、求人につられてしまうこともあると思いますが、未経験で即戦力ではない人材に、平均よりも高い給与を与えるには理由があります。

なので、未経験で高収入の求人を見つけても、飛びつかないようにしましょう。

自分がしたいことか

転職先を選ぶ理由は人それぞれですが、直感的に「自分がしたいことか?」というのも大切にしましょう。

転職しても、違和感を覚えるような仕事では、最初は我慢できても徐々に苦痛を感じ、やがて退職の決断に至るでしょう。

経験を積みながら、長く働き続けるには、自分がしたい仕事を選ぶことが重要です。

職種・業界の将来性はあるか

長く仕事をしていくうえで、将来性のある職種・業界を選べば、充実した環境で仕事ができるでしょう。

そうすることで、給与面での期待が持てます。また、職場の雰囲気も明る句、優秀な人材も多いことでしょう。

もしも将来性がない、昇給する気配もないとなれば、雰囲気も暗くなり、従業員の士気も低く、仕事に対してやる気が出ないなどの悪い影響が出てくる可能性が高くなります。

未経験でもおすすめの職種・業界

いろいろな職業

ここでは、現在の状況と将来性を踏まえ、未経験でも転職しやすい職種・業界について5つご紹介します。

接客業

小売業やサービス業では、慢性的な人手不足となっているため、接客の仕事は転職しやすい業種です。

その中で、接客業は未経験であっても、マニュアルが完備されていることが多く、研修を受け業務経験を積むことでステップアップすることができます。

また、正社員として接客経験がなくても、アルバイトなどで接客経験があれば、転職時にプラスに働くことがあります。

多くの人は仕事においてお客様や取引先と接し、コミュニケーションを取ることを経験しています。人と接することが苦痛でなければ、接客業を転職先として検討してみると良いでしょう。

IT業界

AIや情報技術の発展はめざましく、今後のIT業界は将来性があると考えられています。

そのような中、エンジニア職は人手不足の状況で売り手市場と言われており、業務を行える技術レベルがあれば非常に転職しやすい職種と言えます。

とは言え、エンジニアを目指す場合、技術の発展もめざましく、それらを常にアップデートしていく必要があります。

建設業界

職人の世界では高齢化が進み、人手不足が顕在化し始めています。

そんな建設業界を担う若い世代の人材確保は急務で、多くの企業が未経験者可の募集を出しています。

いくらAIや情報技術が発展しても、人が生活する家、働く場所を作る建設業界では職人が必要不可欠なので、未経験から始めてみるのも良いのではないでしょうか。

専門商社

専門商社は、未経験の人でも転職しやすいといわれています。

商社と聞くと、人気が高い業種の為、転職先として考えない人も多いと思います。ですが、専門商社は事業領域が絞られているので、三菱商事や伊藤忠商事のような総合商社と比較して、転職のハードルも低くなります。

中でも営業職の経験があれば、業界が未経験であっても、入社後の研修を受けることでその業界の知識を身につけ、即戦力として活躍できる可能性があるのでおすすめです。

運送業界

運送業界は、人手不足やドライバーの高齢化で人手不足が顕在化しています。

その為、未経験の人材でも積極的に採用したいと考えている企業は少なくありません。

仕事に慣れれば安定した収入を得ることができ、また、トラックドライバーの給料に至っては、年齢による差が小さいことが挙げられます。
  
そのため、若いうちから稼ぎたい人にはうってつけだとも言えるので、興味がある方は検討してみてはいかがでしょうか。

未経験の職種・業種に転職するコツ

未経験職に転職する際には、募集する企業の目的や意図を理解して、それに沿ったアピールをすること重要です。

ここでは、転職する時の3つのコツについて解説します。

志望動機の強さ

志望動機の強さは、必須と言える条件になります。

これは、動機と転職理由に深い関係が求められるからです。

たとえば、環境問題の解決の一助となる為、異業種・異職種から、風力や太陽光などの電力供給企業の仕事に転職を希望するような場合です。

さらに、その意志を具体的に表現するには、関連する資格を取得しておくと説得力が増すので、関連資格について調べ、なおかつ取得しておくと良いでしょう。

将来性

未経験者を採用する企業は、将来性をなにより重視します。

そのため、未経験職でも自分の強みが生かして活躍できる。自分の将来を信じている。そのための努力をしている。これらのことを主張する必要があります。

熱意

未経験の領域で仕事を満足にこなせるかどうかは、採用する企業はもちろんのこと、自分にもわからない部分が多いと思います。

ここで重要になるのは熱意です。

その熱意を、精神論ではなく論理的にきちんと伝えることが転職成功のコツです。

最後に

未経験職では将来性が問われ、実際のところ若ければ若いほど将来の可能性が大きいといえますが、視野を広げることで、自分にぴったりの職種や業界と出会えるかもしれません。

未経験職種

思い込みだけで転職先を探すのではなく、未経験職でも自分の強みが生かせる、やりたい仕事を探してみましょう。

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