自分の市場価値

転職ノコト

自分の市場価値が分かる8つの能力

この記事で分かること
  • 転職者の市場価値
  • 自分の市場価値が分かる8つの能力
  • 市場価値を高める為の方法
結論

はじめに結論きっちりと自分の市場価値を知り、自己研館に励みましょう。

市場価値とは、一言でいえば労働市場におけるビジネスマンとしての価値とも言えます。

これは、その人の人間性とは必ずしも一致しません。例えば、仮に心優しい好青年だったとしても、ビジネスマンとして有能でなければ、市場価値は認めてもらえません。

この記事では、そもそもの市場価値と、自分の市場価値が分かる8つの能力について解説しています。

きっちりと自分の市場価値について整理をした上で、転職活動の方針を決めていきましょう。

市場価値とは?

市場価値とは、市場や企業からどのように評価されるのかを示すものです。

転職を希望する人は、このように求人企業からどのように評価されるのかについて考える必要があります。

言い換えれば、求人する側としては、応募者がどのような能力を持っているか、見極める必要がありますが、その際に尺度となるのが市場価値です。

例えば、転職先で金融システムの設計を希望した場合、芸術に関する素養は市場価値に反映されることはないでしょう。会社が求めているのは、システム設計に関する高い技能であり、金融知識です。

このように仕事の内容が変われば必然的に求められる人材も変わっていきます。自分の価値について考えるだけでなく、時代に合った基準を知ることが重要です。

市場価値を現在の年収で測る

市場価値は、自分で勝手に決められるものではなく、あくまで、労働市場における需要と供給の双方によって決まります。

では、具体的に市場価値はどのように表されるかと言うと、最もわかりやすいのが現在の年収です。年収という数字に置き換えることで、客観的に市場価値を把握することができます。

ところが、不況業種で働いている人や社内評価がよくない人からは、「本当の自分は、もっと年取が多くてもよいはずだ」という反論が出るかもしれません。

たしかに、業況や会社の賃金体系、さらに上司との関係などによって、正当に評価されていないかもしれませんが、どのような理由があるにせよ、年収は自分の市場価値を知るシンプルな方法と言えます。

転職者の市場価値とは

転職に際しては、この年収を目安とした市場価値に修正を加える必要があります。というのも、現在の年収は「社内価値」に過ぎず、広く開かれた労働市場における価値とは一致しないからです。

たとえば、上司との関係が良好で人事制度による評価もよければ、社内価値は上がっていきますが、他の会社でも同じように評価されるとは限りません。

その意味では、たとえ現在の職位が部長であっても、その肩書きは市場価値としてダイレクトに評価されるものではありません。

そもそも、市場価値は需要と供給の関係によって、決まります。

仮に、英語が堪能で、ITリテラシーの高い人が、前職では年収1000万円だったとします。

ですが、転職希望先で、このような高度な技能を必要としなければ、この人の市場価値は「絵に描いた餅」でしかなく、その値段を決めるのは、企業側とも言えます。

では、転職者の市場価値は現在、どのような基準で評価されているのでしょうか。

一般に市場価値は、

  • 職種
  • 業種
  • 年齢

の3つによって、評価が変わります。

人気の高い職種や業種では、転職者に求められる能力も高くなりますが、その一方で需要が大きければ、それだけ採用されるチャンスが増えるともいえます。

したがって、転職先を探す際には、希望する職種や業種について、需要の動向を十分調べておく必要があります。

年齢によって異なる評価

比較的、日本企業では新卒者を企業内で教育・育成して主な戦力としてきました。企業は人材育成に多大な時間と費用をかけ、社員も定年まで勤勉に勤め上げるなかで、昇進・昇給による収入アップを享受していました。

こうした人事体系は、昨今大きく変わってきていますが、今なお、一般に若年層の給与水準は低く抑えられ、年齢とともに昇給するようになっています。

なので若年層は、本来の市場価値よりも社内価値が低くなっている場合があります。なので、若いうちに転職すると、年収がアップすることが多いわけです。

一方、中高年の場合は、社内価値=現在の年収が市場価値よりも高くなりがちで、一般的な傾向として、ある程度の年齢で社内価値と市場価値の逆転現象が起きてきます。

また、技術職や研究職の場合、身につけた技能は時代とともに陳腐化する為、時代に合った勉強をしていないと、市場価値も急激な下降線をたどることになります。

自分の市場価値が分かる8つの能力

転職者の市場価値を決める能力は、言い換えると今のビジネスマンに求められている能力とも言え、これらは以下の8つに分類されます。

  • 専門技能・技術
  • 情報収集能力
  • 時間管理能力・タイムマネジメント
  • 戦略立案能力
  • リーダーシップ
  • 企画立案・プレゼン能力
  • ITリテラシー
  • 語学力

この8つの能力について見ていきましょう。

専門技能・技術

これまでの職務経験で身につけた専門的な能力・知識です。

エンジニアや技術者、経理、法務、クリエイティブ職などの専門知識を必要とする仕事では、この専門技能・技術が必要です。

情報収集能力

いまの時代は、誰もが容易に情報にアクセスできます。「情報収集能力」が高いというのは、ただ情報を知っているだけではなく、分析を行えたり、多様な方法で情報にアクセスできる能力のことを言います。

ここでは、情報収集の仕方から、情報に対する感度や情報の選択が十分であるかどうかが重要です。

時間管理能力・タイムマネジメント

冷静に時間の管理を行えるか、精神面での自己管理能力が備わっているか

戦略立案能力

会社の経営課題を理解して、チームのリーダーとして問題解決にあたることができるかどうかがこれにあたります。

論理的思考(ロジカルシンキング)、情報収集能力、分析能力を駆使し、企業の全体的な経営方針に関することから、会計・人事といった専門的な分野まで、範囲と専門性については様々です。

リーダーシップ

人を巻き込み、チームを牽引していくリーダーシップの資質を持つ人材は、多くの企業が求める人物像のひとつです。

改革への強い意欲と、部下を統率できるだけの人間性があるかどうかがこれにあたります。

企画立案・プレゼン能力

事業計画を立案するなど、会社経営の根幹を担ったりと、経営陣に最も近いいところでの業務で必要とされるスキルです。

企画立案の手順と、プレゼンテーションの重要性を理解しているかどうかがこれにあたります。

ITリテラシー

今や必須とも言えるパソコンや、ネットワーク・セキュリティなど、ITにひも付く要素を理解する能力、操作する能力がこれにあたります。

語学力

ビジネスシーンの国際語とも言える英語の能力です。

大手金融では、英語力がなければ出世は頭打ちだったりと、ある程度の英語力がなければ任せられない・意思決定できないとみなされる場合があるようです。

最後に

市場価値を決めるのは端的に言ってしまえば、これまでの実績と技能です。

自分の市場価値

中でも、身につけた専門技能は、市場価値を左右する最も重要な要素になるので、きっちりと整理をした上で転職活動の方針を決め、自己研館に励みましょう。

参考

参考”市場価値を上げる”とは資格をとることや転職することではないYouTube「あしたの市場価値向上委員会」

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